特集:
2008/06/15 日記<住友信託銀行>
住友信託銀行
住友信託銀行株式会社(すみともしんたくぎんこう、''Sumitomo Trust & Banking Co., Ltd.'' )は、日本の信託銀行。住友グループに属する。略称、住信。
特色
4大メガバンクの傘下に入ることを選んだ他の信託銀行と違い、独自路線を追求している。バブル崩壊後の1999年3月に投入された公的資金2000億円は、2004年1月に完済し、財務体質は優良。住友グループではあるが、現在では三井住友銀行とは人事交流はない。ただし、1983年6月設立の住信カードには、三井住友フィナンシャルグループの傘下企業の一社である三井住友カード(旧住友クレジットサービス)も5%出資している。
沿革
1925年7月28日、住友信託株式会社として設立。* 1948年8月 信託銀行に転換、富士信託銀行株式会社に商号変更。
メガ信託構想
2004年4月、大幅な赤字に陥ったUFJホールディングスからUFJ信託銀行を買収することで合意。これが実現すると、三菱信託銀行を抜いて信託銀行トップの資産規模を持つ「メガ信託」となるはずであった。しかし、同年7月になって三菱東京フィナンシャル・グループとの統合を決めたUFJ側から合併を白紙撤回され、両行の合併は既成事実となった。このため、住信はUFJ信託銀行の合併差し止めから三菱UFJフィナンシャル・グループへの損害賠償に切り替えて争った。第1審の東京地方裁判所は、基本合意に基づく独占交渉義務及び誠実協議義務違反を認めたものの、これらの違反と履行利益としての損害との相当因果関係を否定し、請求棄却した
東京地方裁判所平成18年(2006年)2月13日判決。金融・商事判例1237号7頁、判例時報1928号3頁。。しかし、第2審である東京高等裁判所の和解勧試を受け入れ、2006年11月に三菱UFJフィナンシャル・グループが25億円支払い和解した。「メガ信託」構想が頓挫したことにより、中央三井トラスト・ホールディングス|三井トラスト・ホールディングスや三井住友フィナンシャルグループなどとの統合計画が注目された。報道等によれば、2004年8月から三井トラスト・ホールディングスとの経営統合交渉を開始し、2005年2月には合意寸前まで進んだが、合併比率(この時点の時価比率は、三井トラスト 1:住友信託 0.6となる)を巡り紛糾し最終合意に至らなかったという「企業レポート 住友信託銀行 相次ぐ大型投資の拡大路線に潜む破談した“信託大再編”復活の野望」(週刊ダイヤモンド2006年3月4日号)。しかし、”信託業界は規模のメリットが顕著な業界であることは、両トップは百も承知”のため、”(住信・中央三井)両行内には「いずれ統合するのでは」との見方があるのも事実”とされる””内、2007年5月22日付日経金融新聞。
積極的な事業展開
住信による矢継ぎ早の買収・提携戦略は、”住友信託を取り巻く経営環境の厳しさの表れでもある"とされる。”住信は旧安田信託と並ぶかつての「不動産業の盟主」”であったが、三菱UFJ信託銀行というメガ信託の出現によりトップの座を奪われた。このため、”「不動産業務でライバルに押され気味だ。対抗策を打って一気に攻勢に転じたい」”と住信幹部が語るなど、”ライバルの信託銀行がメガバンクと連携して業容を拡大しつつあることへの強い危機感”””内、2006年3月20日付日経金融新聞が背景にあるとされる。2006年3月期決算では、連結純利益は前の期に比べ3.3%増の1000億円と三期連続で最高益を更新、積極的な業務展開が功を奏した格好になった。*2001年1月 大口融資先である消費者金融大手、アイフルとの合弁事業として、ビジネスローン会社のビジネクストを設立。
店舗展開と本部移転
都内の支店・有人出張所の口座店を前述の2店舗や新宿支店に統合、独自の勘定を持たない、新生銀行のバンクスポット型の店舗展開に転換した。また、丸の内に東京営業部、八重洲に東京中央支店があり、東京エリアはこの2店舗が中枢であったが、東京営業部のビルが、隣接する東銀ビルヂング(三菱東京UFJ銀行新丸の内支店の旧所在地であるビル)や三菱UFJ信託銀行東京ビル(同行東京営業部の旧所在地であり、旧UFJ信託銀行本店ビルでもある)と共に再開発されることとなり、都内での本部機能は、2007年秋に八重洲口に竣工したグラントウキョウサウスタワーに集約された。
役員異動
なお、森田豊・前社長は健康上の理由から2008年1月4日を以て退任、後任に常陰均取締役(常務執行役員)が就任した。常陰は上席の役員を抜き(所謂「9人抜き」)、大手行では最年少の53歳で社長に就任した。
ATM
ATMベンダ
従来からの機種は日立製作所のものを採用。2007年から導入された生体認証対応機種はLeadus(従来の日立の印字体)を採用。
提携ATM
現在は、イーネットやゆうちょ銀行との提携があり、同ATM利用時には時間内無料入出金の提携があるが、加えて2008年3月24日8時(日本時間)には、信託銀行としては2行目(老舗系としては初)となるセブン銀行との提携が開始された。セブン銀行利用時の手数料についてはイーネット・ゆうちょ銀行と同じ手数料体型で利用できる。
ATM相互利用手数料無料提携
2006年7月18日より、同行ATMと八千代銀行ATMとの相互利用手数料無料提携を開始した(ただし八千代銀行のキャッシュカードは、直接提携していないコンビニATM「イーネット」では対象外となる)。出金無料時間帯は以下のとおり。
ただし、八千代銀行のキャッシュカードにより「コンビニATM『イーネット』」にて出金の場合は、イーネット管理銀行機にかかわらず提携外行(MICS)扱いとなる(『イーネット』内では住友信託銀行のみが参加)。
バンクステートメント通帳口座
2005年には、新たな形態の通帳|バンクステートメント通帳口座の「ユア・パートナー」を開始し、キャッシュカードを取引証として窓口に提出すれば取引できる仕組みになった(従来の通帳取引も可能)。これによって、支店から離れた地域でも、ゆうちょ銀行現金自動預け払い機|ATMやイーネットがある地域であれば取引がしやすくなっている(通帳の代わりに毎月ステートメントが送付され、専用のファイルに綴じる仕組み)。この口座で、住友信託ダイレクトのインターネットバンキングで振込をした場合の手数料は回数制限はあるが無料になる(ただし、相互送金は適用外で別途設定された手数料がかかる)。現金自動預け払い機|ATMでの時間外手数料は、翌営業日付でのキャッシュバックとなる(通帳取引利用者がこの特典を利用するには残高100万円以上の条件が付く)。ただし、適用になるATMは自社ATM、ゆうちょ銀行ATM、イーネットとなる。
ICキャッシュカード
2007年1月4日より、指認証による生体認証の対応を開始した。2006年から既にデフォルトでICカード(ただし、有効期限がある)を発行してきた(従前からの利用者は無償交換で対応)が、それに付加する形となる。ただし、2006年に発行したカードの場合、有効期限が2012年1月以降となっているものが対象で、それ以前に有効期限が来る場合は、生体認証登録に対応していないため、従来のカードの強制交換による再発行により対応。対応するカードは、普通預金カード、ローンカード、ユア・パートナー取引証の3種類となる。なお、生体認証機能は、ゆうちょ銀行現金自動預け払い機|ATM(非対応機種は磁気ストライプ部分での対応)でも対応する。
相互送金
信託銀行では唯一、ゆうちょ銀行の相互送金に対応しており、対応金融機関の中でも珍しくインターネットバンキングやテレホンバンキング(住友信託ダイレクト)を利用できるようになっている。ただし、他の金融機関同様、現金自動預け払い機|ATMでの送金は不可。
提供番組
旅番組が多い。2005年春から14年ぶりにオンエアされている「信託世代」キャンペーンのCM(出演:長塚京三・音楽:森田公一|森田公一とトップギャラン「青春時代」)からも分かるように、主要顧客に中高年齢層が多いからではないだろうか。現在
過去
その他
脚注
関連項目
外部リンク
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